ESR株式会社(代表取締役:スチュアート・ギブソン 本社:東京都港区 以下、ESR)は、世界的なデータセンター集積地の一つである東京都心部・江東区有明に、データセンター開発用地を取得したことをお知らせいたします。
ESRはこの開発用地に、受電容量60メガワット(MW)のデータセンター(以下、本センター)を建築する計画で、2026 年第2四半期の着工、および2028年第4四半期のサービス開始を予定しております。
本センターは、世界でも最大規模のデータセンター市場である東京都心部に位置する優位性と、希少な大規模電力容量を活かし、今後益々需要が見込まれる、低レイテンシ※1で高品質な都心コネクティビティをハイパースケーラーやクラウド事業者、大手企業等に提供することを可能にします。
また、ESRグループはESG(環境・社会・ガバナンス)への取組みを全事業の中核にしておりますが、本センター開発においても、再エネ化した電力の使用や、省エネ・高性能化した機器の採用など、グリーントランスフォーメーション(GX)推進に向けた建築計画を進めてまいります
尚、本センターは、ESR初のデータセンターである受電容量130MWの3棟構成のキャンパス型「ESRコスモスクエア データセンター」(大阪府大阪市)、受電容量30MWの「ESR東久留米 データセンター」(東京都東久留米市)、受電容量100MWのキャンパス型「ESRけいはんな データセンター」(京都府相楽郡)に次いで、日本国内で4件目のデータセンタープロジェクトです。
昨今の産業・政府・社会インフラのデジタルトランスフォーメーション(DX)の加速と必要性の高まりにより、スマートテクノロジーを活用した新ビジネスが台頭し、クラウドサービス市場は急速に拡大しています。それに伴い、データ消費量は急増し、データ集約・活用拠点であるデータセンターはデジタル社会を支えるデジタルインフラの中核となっています。
「ESRコスモスクエアOS1」完成イメージ
日本国内のデータセンターサービスの市場規模(売上高)は、2022年に2兆275億円(前年比15.3%増)と初めて2兆円を超え、今後もクラウドサービス市場拡大を軸に高い成長が続くとみられており、2025年の市場規模は2兆7,987億円となると予測されています。 また、世界のデータセンターの市場規模(支出額)は、2022年に27兆5,081億円(前年比32.3%増)となっており、今後も増加傾向にあります。※2
ESRグループは、世界のデータセンター市場の急成長に対応するため、東京と大阪に加え、香港、ソウル(韓国)、シドニー(オーストラリア)、ムンバイ(インド)およびシンガポールに受電容量1.5ギガワット(=1,500MW)のデータセンターを開発中です。また、データセンター開発ファンド第一号の「ESRデータセンター・ファンド1」は出資コミットメント総額13.5億米ドルで2023年11月に募集完了いたしました。
ESR 代表取締役 スチュアート・ギブソン コメント
「データセンターはESRグループの主力事業に成長しています。当社が東京・有明で開発する本センターは、世界最大のデータセンター集積地の1つである東京都心部に位置し、60MWもの大規模電力容量を供給することができます。サービスプロバイダーに新たなビジネスチャンスを提供し、企業のAI活用とデジタルビジネスの加速を支援するだけでなく、日本政府が提唱している“Society 5.0”の実現にも寄与するプロジェクトと言えます。ESRはデータセンターの豊富な知見を持つ社内のデータセンター専任チームと共に、日本をはじめとするアジア太平洋地域の主要市場でデータセンターの開発を今後も積極的に続けてまいります。」
ESR データセンターCEO ディアミッド・マセイ コメント
「データのレイテンシは小さいほど望ましく、都市部の人口密集地や既存のデータセンター・クラスターに近い都市型データセンターへの需要は旺盛です。また、特に東京と大阪では従来型の古いデータセンターから近代的でエネルギー効率の高いデータセンターへシフトする必要性も高まっています。東京都心の旺盛な需要に応えることができる、大規模かつ先進的なデータセンターの誕生にどうぞご期待ください。」
※1 レイテンシ(遅延):データの送信から受信までの所要時間
2 出典:総務省「情報通信白書 令和5年版」
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※データセンターの機密性および情報セキュリティの観点から、現時点では所在地・売主・購入金額は非公開としており、
当リリース以上の情報提供は致しかねますことを予めご了承頂きたく、どうぞよろしくお願い致します。
<ESRについて> www.esr.com/jp
ESRは先進的物流施設やデータセンターを中心に世界をリードする不動産アセットマネジメント会社です
ESRは、アジア太平洋地域最大かつグローバルでもトップクラスの規模を誇る不動産アセットマネジメント会社であり、世界の経済・社会を支える先進的物流施設やデータセンターを中心に、投資、ファンドマネジメント、開発、運営を行っています。香港にグループ本社を置き、日本、中国、韓国、シンガポール、インド、オーストラリア、および他のAPAC主要国、さらに米国とヨーロッパで事業を展開しており、2023年12月31日時点の手数料対象運用資産残高は810億米ドル(約11.5兆円)に達しています。
日本法人・ESR株式会社は首都圏、中京圏、関西圏および九州に物流施設とデータセンターを開発・運営しています。これまでに日本最高層の9階建て「ESR東扇島ディストリビューションセンター」を含む33棟の物流施設を竣工させ、データセンターを含む多数のプロジェクトを開発中です。
「Space and Investment Solutions for a Sustainable Future―持続可能な未来のための空間と投資ソリューションを提供する」をパーパスに掲げ、サステナビリティ経営を推進しています。環境と地域社会を最も重要なステークホルダーと位置づけ、時代の潮流を捉えた革新的な施設開発と多角的な投資ソリューションを提供してまいります。
企業情報
企業名 :ESR株式会社
企業URL :https://www.esr.com/jp/
出典元
PRTIMES :https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000077840.html